NPO法人 日本似顔絵アーティスト協会

2021年3月 第1回 ZOOMライブスケッチトーナメントのご報告


皆さま、こんにちは!

3月に開催されました
第1回 ZOOM ライブスケッチトーナメントのご報告をいたします。

2021年3月2日(火)〜3日(水)の2日間、ZOOMを利用し当協会では初めてのオンライン大会開催となりました。
北海道から九州、韓国とアメリカを結び、会員と一般の方も交えて延べ150人の方にご参加いただき、熱く楽しくフレンドリーな大会となりました!


イベント概要

日時 2021年3月2日(火)・3日(水)
14:00〜16:30頃
タイムスケジュール 【1日目(3月2日)】
14:00~ 開会
14:10~ ルール説明&運営陣によるデモンストレーション
14:30~ 競技開始
16:30頃 終了予定
【2日目(3月3日)】
14:00~ 準決勝開始
15:00〜 決勝&表彰式
16:00頃 閉会予定
参加費
  • 協会員/無料(見学も無料)
  • 一般/1,000円(見学も1,000円)

※税込価格です。

競技内容
  • 予選/運営が画面上に提示するモデル画像を15分間で白黒スケッチ
  • 決勝/運営が画面上に提示するモデル画像を20分間でカラー作画

画材、サイズ、デジタルアナログ自由。
各回参加者が投票し、勝敗が決定します。

投票方法 スマホアプリ「BAND」を利用した投票

  • 協会員と一般エントリーの方には投票権があります
  • 一般見学の方には投票権はありません
賞金(賞品)
  • 1位 賞状、トロフィー、Amazon ギフト券10,000円分
  • 2位 賞状、Amazon ギフト券3,000円分
  • 3位 賞状

※1位と2位のAmazonギフト券は、希望する作家(会員推奨)に似顔絵を描いてもらえる券(1位10,000円相当、2位3,000円相当)にも変更できます。

協力 韓国似顔絵協会KOSCA

 


[1日目]

理事長の挨拶で開会後、競技の流れ説明もかねて理事によるデモンストレーション。
実際の対戦を想定して、時間を意識しながら多くの参加者が一緒に練習されていました。

トーナメント開始!

今回はおそらくどなたも初見になるであろう外国人をモデルとして画像選定しました。
緊張感満載の方、リラックスして描いておられる方、15分の使い方に苦労される方、熱心に見学や練習される方と様々。

対戦中の時間を利用して選手、見学者それぞれに司会者よりインタビュー。
意気込みや対戦の感想のほか、イベントを知ったきっかけ、どの地域でどんな活動をされているかのお話の他、背景画像からご当地の話題や、画面に映り込むペットやお子様にみんなで癒されたり♪
「久々の大会にワクワクしている」「自宅で緊張せずに味わえるライブ感が良い」といったお声もあり、真剣な大会でありながらも終始なごやかな空気で進行しました。

※韓国からの参加も多かったので、韓国の似顔絵協会KOSCAメンバーであるヨンさんとジュさんに通訳をご協力いただきました。

複数端末から作画中の手元を写してくださる方も大勢おられ、
どのように描き進めるのか作画工程を見ることもできました。

 

対戦が終わると、選手だけでなく参加者も描いた絵があれば画面に写してもらいました。
実際に自分も描いてみた上で他の方の絵を見ると勉強になります!


作画を終了された選手からは
「デモより時間が短く感じて緊張した。」
「リアルの大会だともっと緊張したはず。初めてがこういう形で良かった。」
「楽しかった!毎日こんなふうにみんなで遊びたい!」
また、見学者からは
「緊張するのでエントリーはしていないが、観覧しながら描いているとリラックスして楽しめている。近々大会にも参加してみたい。」という感想も。


トーナメント後、KOSCA代表のリュルさんより
「難しい時期なのに日本のみんなはこんなチャンスを作って熱心に勉強している。
韓国側も参考になり、これからも勉強していきたい。
韓国でもKOSCA主催でこんな機会が持てたら日本勢に応援や参加をお願いしたい。」とお話をいただきました。
韓国の参加者からも
「面白く楽しく参加している、言葉はわからなくても実際のトーナメントのように重みも感じる。日本のアーティストも知れるしこういう場がもっとあればいいなと思う。」という感想や、コロナ禍の仕事状況などについて日韓で意見交換も行われました。

投票の説明後、予定通りに1日目終了。
即日集計で準決勝進出者が決定しました!



[2日目]

 

準決勝者発表と意気込みのインタビューの後、
1日目を終えての理事の感想インタビューでは

  • 作品クオリティが高く投票に悩んだ。
  • キャリアの長さ関係なく、怖い・緊張していたという皆さんの言葉が印象的。
  • 緊張と練習で仕上げてきてることで全体的に絵に硬さも感じる。楽しんでぶっ飛んだ作品も期待。

などの話も出ました。

2日目は、対戦と同時進行で、作画の時間配分についてやモデル画像の捉え方の話も多く繰り広げられました。

準決勝の対戦が終了し、投票結果が出るまでの時間は
また早くみんなで集まれるようになるといいですね、とゆるゆる雑談をしました。

 

決勝進出者決定!

さつさん、mikiさん、成田さんの3名での決勝戦は、カラー作画で20分での対戦。
理事によるモデルの分析解説なども挟みながら、
ここまでの対戦とは異なる時間配分とカラー作画に取り組む3名の戦いをみんなで見守りました!


表彰式

優勝は成田草介さん!

「SNSを通じて、似顔絵師以外のイラストレーター さん達と絵の話をする機会があり、
自分は顔しか描いていないと反省する機会がありました。
それでも僕ら似顔絵描きはその『顔』を描くことに命をかけてやっています。
それぞれがコロナ禍で大変な中、この大会で皆さんの作品とエネルギーに触れ、素敵な空間だなと感動しました。今日感じたこの思いを励みにまた頑張ろうと思います!」との優勝者コメントをいただきました。
との優勝者コメントをいただきました。

 

2位 mikiさん

 

3位 さつさん

という結果になりました。おめでとうございます!!
入賞者の皆さんには後日賞品、賞状をお送りしました。

理事総評

kunikazu.:協会で初めての試み。楽しんでいただけてたら嬉しい。今回は一般や韓国勢にも参加してもらえてとても良かった。

山中:参加選手はかっこいい!負けても誇りに思って欲しい。
自分はコンテストに消極的だった。負けるかもしれない、恥をかくかもしれないという気持ちがあった。仕事がうまくいってたりマンネリしてると向上心は上がらない。同業者と話したり、大会にでたり、仲間の作品を見てモチベーションや向上心を上げることは必要だと思う。
誰かと比べるのではなく、自分との戦い。お客さんを描く上で似せることは必要不可欠だけど、さらに面白いや美しい気持ち良いと感じる気持ちを育てていけるような協会になればいいなと思う。

理事長田畑:ご参加、御観覧ありがとうございました。とても楽しい大会になったと思います。
協会はこのような機会を作るのが好きだし、またやっていきたいので参加してくださいね。
韓国で何かイベントがあるなら日本から参加したい。名残惜しいですがまた集まりましょう!

 


開催後の参加者アンケートでもご好評をいただき、
改善できることや今の状況でできることを探りながら、また皆さまと似顔絵を楽しめる機会を作って行けたらと思います。
ご参加いただいた皆さま、アンケートや事前のzoom会でご協力いただきました皆さま、
KOSCAメンバーの皆さま、盛り上げてくださって本当にありがとうございました!

■SNSされている方はFacebooktwitterinstagramに参加者の皆さんが感想と共に作品画像あげてくださっています。
#日本似顔絵アーティスト協会
#NNAAスケッチトーナメント
ハッシュタグで是非検索なさってみてくださいね。

■尚、当協会会員様は会員限定ページへログインいただきますと、さらに詳しい勉強会の内容とお写真をご覧いただけます!
メニューバーの「NEWS」から「2021年3月 第1回ZOOMライブスケッチトーナメント」の記事をお選びください。
(当協会員のみ閲覧可能。ログインパスワードお忘れの方は事務局までお問い合わせください)