Member Interview vol.24【特別編】

■Member Interview vol.24 【特別編】

ハーレー・リャオ(哈雷大叔)さん
(聞き手:Kage)

全国各地で活躍する、
日本似顔絵アーティスト協会の皆様の
多種多様な考えや働き方をご紹介するMember Interview。

今回は特別編として台湾似顔絵界の第一人者である、
ハーレー・リャオ(哈雷大叔)さんにご登場頂きました!

―(Kage)ハーレーさん、この度は「台日似顔絵国際交流座談会」の開催、

大変お疲れ様でした。台湾初の国際交流会だったんですよね?

ハーレー(以下H):ありがとうございます。この数日間は本当に幸せでした!

貴重なお話をたくさん共有して頂いて、皆喜んでいました!

―(Kage)とても大きな仕事を終えたと思うのですが、振り返ってみていかがでしたか?

H:本当に…素晴らしい時間でした!受講者は台湾各地で、それぞれ個人で活動をしています。

今回のセミナーでは、似顔絵を本業として活動する日本のプロフェッショナルから、

直接、その理念を伺い技術を目の当たりにしたことで、多くの刺激と学びが得られたはずです。

主催としては、これを心から嬉しく思っています。

―(Kage)今回、この企画を思いついた経緯を教えてください。

H:台湾のカリカチュア文化はまだまだ未熟で、これからの市場です。

まずは全国の作者たちに集まってもらって、カリカチュアの楽しさ、素晴らしさを知って頂き、

それぞれが技術を磨いていって、この絵を広めてもらいたいと考えたからです。

将来的には、私と共にカリカチュアの普及に力を注いでくれる仲間が増えてほしいし、

国際大会でも活躍できるアーティストが増えてほしい。そう願っています。

―(Kage)ハーレーさんは米国のISCA、韓国のKOSCA、そして日本のJAPAN GRANDPRIXと、

国際大会もたくさん出ていますよね。

H:台湾の参加者はいつも僕1人ですが、私は冒険が大好きなので、とても楽しんでいます!

―(Kage)子供の頃から絵は好きだったのですか?

H:いえ!実は子供の頃の夢は日本や米国で活躍できる、プロ野球選手になることでした。

中学2年生の頃に絵を描き始めてから熱中し、プロの漫画家になろうと決意しました。

現在はカリカチュアに魅了されて、生涯カリカチュアアーティストとして生きていくと決めています。

―(Kage)ハーレーさんは連載を持つ、超・売れっ子漫画家だったんですよね?

H:私は20歳の時にデビューしました。最初は出版社でギャグの4コマ漫画を描いていました。

約20年間に渡り、『新腦筋急轉彎』、『PlayBall棒球教室(PlayBall野球教室)』(1~2巻)、

『哈拉流行語(世間話の流行語)』(2~5巻)、『漫畫實戰2』『遇上財神爺(財神様に出会う)』、

『學校不教的搞笑上古傳說(学校で教えないギャグ古代伝説)』など、合計10冊の漫画単行本を出版しました。

その内、2作品は当時「週刊少年ジャンプ」の台湾版である週刊誌、『熱門少年TOP』にて連載されていました。

同誌ではちょうど『スラムダンク』や『ジョジョの奇妙な冒険』などの人気作品も同時に連載されており、

私にとって大変貴重な経験となりました。この頃、表紙も描いたことがありました。

ところがカリカチュアに出会い、こちらに強く惹かれるようになりました。

―(Kage)すごい経歴ですね!そんな成功の道からなぜ、難しい未開拓のカリカチュアの道へ?

H:10年以上前に、日本のカリカチュアの巨匠・日暮修一先生の作品を漫画雑誌で拝見し、強く心を打たれました。

それをきっかけにカリカチュアの練習を始め、欧米や日本の有名アーティストの作品を研究するようになりました。

―(Kage)「ビッグコミックスピリッツ」の表紙画ですね。日暮先生の作品は欧州のカリカチュアの世界でも評判で、

一度ベルギーの巨匠・ヤン・オプデビークさんに頼まれて、画集を日本から送ったことがありました。

ハーレーさんも画集は持ってる?

H:もちろん!2冊とも持ってるよ!

―(Kage)さすがです!現在のお仕事はカリカチュア中心ですか?

H:ハイ!主に似顔絵のネット注文や、実店舗「臉笑繪(リエンシャオホエ)」でお客様を描いています。

たまに、漫画やイラスト、ロゴデザインの案件も受けています。

―(Kage)お店は昨年オープンしたんですよね?

H:「臉笑繪」は、台湾で唯一のカリカチュア専門店で、飛魚創意と協力して運営しています。このお店はとてもユニークな雰囲気になっていて、

私が大好きな日本の特撮ヒーロー(特に仮面ライダー)の貴重なコレクションも多数展示されています。

―(Kage)お店に伺いましたが、店内装飾の半分は仮面ライダーでした(笑)。ハーレーさんの世界観満載です!

H:ハハハ!皆気づかないけど、結構高価なものもたくさんあるんですよ!

―(Kage)僕は仮面ライダーはあまり分かりませんが、感動したのはやはりハーレーさんのカリカチュア作品!

僕がハーレーさんの絵を好きな理由は、「手が込んでる」ことなんです。本当に細かくて、丁寧で、正確。

現代は便利ばかりが価値と見られますが、非効率的で、時間のかかる、細かい作業に特化しています。

H:ありがとう!おっしゃる通り、私の強みは細やかな表現にあります。決して雑にしない。簡単に描かない。

カリカチュアは私にとって「至高のユーモア芸術」なのです。国際大会に積極的に参加する理由も、

世界中の優れたアーティストと出会い、刺激的な空間で自分の実力を試すことで、画力が高まるから。

自分の画力を高めて、それをお客様に届ける。そして幸せと笑いを届けたいです。

―(Kage)僕らが考えていることと完全に一致します。素晴らしい!ハーレーさん、これをスタートとして、

これからも台日交流を続けていきましょう。

H:ハイ!よろしくお願いします。

―(Kage)最後に、この仕事を通じたゴール、夢や目標があれば教えてください。

H:僕はカリカチュアを通じてギネス世界記録に挑戦したいと考えています。その準備はすでに進めています。

残りの人生をかけて必ず実現させたいと思っています。

―(Kage)まだ言えないと。

H:ハイ(笑)。まだ言えません。

―(Kage)わかりました!ハーレーさん、インタビューありがとうございました。

H:Kageさん、ありがとうございました!

*****************************************

◆受賞歴

2025年Japan Grand prix 2025
・Caricature of the Year/作品賞6位

◆Instagram
https://www.instagram.com/harleyliao/#

◆Facebook
https://www.facebook.com/harley.caricature

*****************************************

Member Interview」の過去記事はこちらからご覧いただけます。
https://nigaoe-artist.com/category/member-interview/

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次