NPO法人 日本似顔絵アーティスト協会

Member Interview vol.6


Member Interview vol.6

『CHANNEL2.3さん』

(聞き手・Kage)

全国各地で活躍する、
日本似顔絵アーティスト協会の皆様の、
多種多様な考えや働き方をご紹介する、
Member Interview。

第6回はCHANNEL2.3さん(以後CH)に、ご登場頂きました!

Japan Grandprix 2017の会期中、インタビューをさせて頂きました。以前スタジオにお邪魔した際の画像と併せてお伝え致します。

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大会期間中のお忙しい中、お時間ありがとうございます。
CHさん、久しぶりです!CHさんには第1回目の日本大会(2007)にもご参加頂いたんですよね。

2007年でしたね。当時のmixiで同業のアーティストに声をかけて頂いて参加しました。初めて参加した時は、こんなにたくさんこの仕事をしている人がいるのかと驚きました。でも励みにもなりました。

―なぜ似顔絵を始められたのですか?

小さい頃から絵を描くことが大好きだったから、絵描きという職業に強い憧れがありました。高校卒業後に工場に就職して、働きながら漫画を描いてコンテストに投稿を始めたんです。実は入賞してスカウトも受けたんですよ。でも、その後がうまくいかずスランプに陥り挫折しました。で、その直後に憂さ晴らしで始めたパンクロックのバンド活動が楽しくなっちゃって、20代中半頃まではバンドに熱中しましたね。

この頃はほとんど絵は描いてないんです。
結婚したのをきっかけにバンド活動も落ち着き、これからの人生を考える時間が長く続いたんですが、2005年の正月の朝、目がさめるとなぜだか無性に絵が描きたい衝動にかられたんです。いてもたってもいられない感じで、描き始めたら手が止まらなくなりました。その時、僕は嫁さんに「俺、悪いんだけど絵描きになるわ!」って伝えたんです。それまで嫁の前で絵を描いたことなかったのに。周りからはもう非難の嵐でした。

 

―最初はどこで描き始めたのですか?

当時地元で流行っていたフリマによく参加しました。そこでイラストの入ったコースターなどを販売していたのですが、時々、似顔絵をリクエストされたんです。実は当時、似顔絵には興味がなかったんですよ。むしろダサいと思ってて(笑)。だからいつも断ってました。

そんな時期、ある方に声をかけて頂いたんです。「君の絵は面白い! 今度イベントで似顔絵を描いてみないか」と。また似顔絵かよって思ったんですが、ギャラが出るってことで引き受けたんです。当日はたくさんお客様が来てくれまして。対面で描くってことが本当に楽しくて、お客様が喜んでくれた時の充実感にただ感動しっぱなしで…家に帰って嫁に「俺、似顔絵師になるわ!」って言いました。

 

 

 

―CHさんはご自身でスタジオもお持ちですよね。
普段はどのようなお仕事をなされているのですか?

スタジオでは予約制でライブスケッチをしたり、ネット通販でギフト制作をしています。あとはイベント出張も多いですね。最近、少しずつですがイラスト仕事も増えてきました。ありがたいです。

 

―CHさんの絵は独特に感じるのですが、目指す作風とはどのようなものでしょうか。

「絵本」的な表現ですかね。どこかほのぼと間の抜けたような世界観を意識してます。

 

 

―これまでに影響を受けたアーティストはいますか?

僕の世代は子供の頃、ちょうど少年ジャンプが黄金期と呼ばれている時で鳥山あきら先生とかゆでたまご先生とか、当時ジャンプに出てた先生からは皆、影響を受けましたね。あの頃のジャンプは本当に凄かった。

これは特定の作家ではないんですが、パンクロックの音源のジャケットって風刺画っぽいイラストが多いんですよ。そうしたレコードやCDのジャケットイラストにもかなり影響を受けましたね。

あとはやっぱり絵本。ベタですが「はらぺこあおむし」のエリック・カールさんはじめ、外国の作家さん達から形の捉え方や色味などのヒントを得ています。

 

―この仕事をしていてどんな時にやり甲斐を感じますか?

ビジネスとしてのやり甲斐は常に感じています。小さい頃からの憧れの仕事でしたから。作家としてはライブスケッチにやり甲斐を感じます。目の前で「似てる!」って言ってもらえた時はやっぱ、たまらないですよね。

 

―将来の夢を聞かせて下さい。

特に夢って思いつかないんだけど・・
似顔絵に限らず、自分の表現を使っていろんなテーマの絵を描いていきたいなと思っています。
あと絵本は描きたいですね。なかなかそこに没頭できる時間を作れないんですが。

 

―最後に、協会に期待することがあればお願いします。

描く側と描かれる側が共に、似顔絵に興味を持った方がワクワクする情報と企画を提供していってほしいです。そして似顔絵が一過性のものではなく、日本の文化として定着するように作家みんなが知恵を出し合って、楽しく活動できたらいいなと思います。

 

―CHさん、今日はありがとうございました。

 

【プロフィール】

CHANNEL2.3 (チャンネル ツー、スリー)

本名 山崎 貴志
76年生まれ。 富山県高岡市在住。

2010年 ISCA似顔絵世界大会(ラスベガス) 白黒部門3位
2011年 ISCAミニコン in 大阪 白黒作品部門2位
2014年 ISCAミニコン in 名古屋 カラーテクニック部門2位

​2005年より富山県初のプロ似顔絵師として活動開始。
2010年 アートスタジオラクガキ設立。